医療クリニックの脱毛で使われている機械は主に、「ダイオードレーザー」「アレキサンドライトレーザー」「ヤグレーザー(YAG)」の3種類に分類されます。

痛みや脱毛効果はどうなのか?脱毛器毎にどのような特徴があるのかは気になるところでしょう。
このページでは「ダイオードレーザー脱毛器」に焦点を当ててメリットやデメリット、特徴などを解説していきます。

ダイオードレーザー脱毛とは?

ダイオードレーザーは最先端の医療用脱毛機器です。従来の医療レーザー脱毛と比較して、高い脱毛効果を誇り、痛みも少なく肌に優しいレーザー脱毛です。
また、FDA(Food and Drug Administration:米国厚生省食品医療局)において、永久脱毛の効果があると認可されており、その安全性のある医療レーザー脱毛です。 

ダイオードレーザーの脱毛の仕組み

ダイオードレーザーは、レーザーを直接肌に照射し、照射されたレーザーは皮膚の表面を通過して、毛母細胞のみにダメージを与えます。レーザーの熱によって、毛や毛根、皮脂腺が破壊され毛が抜けます。毛根や毛包幹細胞を破壊された毛が次に生えてくることはありません。
なお、休止期の毛にはレーザーの効果がないため、永久脱毛には毛周期に合わせて、数回の施術が必要になります。

ダイオードレーザーの種類

ダイオードレーザーの種類にはいくつかあり、代表的なものに関して説明していきます。

ライトシェアデュエット

ライトシェアデュエットの画像
世界で初めてFDAにて永久脱毛器と認可された器械で、世界一位のシェアを誇り、日本でもよく使用されている器械の一つです。ライトシェアデュエットは800nmnの波長のダイオードレーザーを使用します。レーザー照射の際、皮膚が吸引されるので、痛みが感じにくいとされてます。

レーザー脱毛で有名なクリニックだと「アリシアクリニック」、「リゼクリニック」、「新宿クレアクリニック」がライトシェアデュエットを使った脱毛になります。

メディオスターNeXT

メディオスターNeXTの画像
メディオスターNeXTの特徴は810nm、940nmの二種類の波長のダイオードレーザーを使用します。
また、従来は毛根破壊による永久脱毛が行われてきましたが、最新の理論に基づき、バルジ領域と呼ばれる毛根より少し上の部位に位置する毛包幹細胞を破壊し永久脱毛を行ないます。

恵比寿にあるレヴィーガクリニックがメディオスターNeXTを導入しています。

ダイオードレーザーの脱毛効果について

他の医療レーザー脱毛器と比較しても、ダイオードレーザー高い脱毛効果を発揮します。例えば、ヤグレーザーは肌トラブルが少ないのですが、脱毛効果や持続性が低いと言われてます。また、アレキサンドライトレーザーは、産毛には効果がなく、色黒の方には使用できません。一方、ダイオードレーザーは、毛の色や太さ、肌の色に関わりなく、施術を受けることができます。
また、エステサロンのような低出力の脱毛器ではなく、医療レーザー使用しているので、産毛を残すことなく脱毛を行うことができます。

ダイオードレーザーが出力できるジュール数はどれくらい?

ダイオードレーザーは、他のレーザー器と比較しても高い出力で脱毛を行うことができます。その秘密が、ダイオードレーザーの1照射当たりのパルス持続時間が3/1000秒と非常に短い時間で施術できるためです。一般的に、他のレーザー器の場合レーザー出力20ジュールで、人体に火傷を起こす可能性が高まると言われていますが、ダイオードレーザーの場合は出力40ジュールでも、皮膚に火傷を起こしません。また、高い出力にてレーザー脱毛を行えるダイオードレーザーは、産毛など細い毛の脱毛にも効果的です。

ダイオードレーザーを使用した脱毛完了までの回数目安

ダイオードレーザーの脱毛は、各人の照射部位や毛量・毛質によって異なりますが、一般的に、毛周期に合わせて1月から2月毎に脱毛を行い、1~2年の施術で脱毛を完了することができます。3回目あたりで、脱毛部位の毛が少なくなり、効果を実感される方が多いようです。
また、完全脱毛でなく、毛量を調整したい方の場合は、照射回数や器械の出力レベルを変更することで、望み通りに減毛することができます。

背中や顔などの産毛にも脱毛効果はあるのか?

ダイオードレーザーは産毛にも効果を発揮します。一般的に、アレキサンドラレーザーによる脱毛は産毛に反応しにくいとされていますが、ダイオードレーザーは、機械の出力やパルス時間を調整することで、産毛や色素の薄い毛に対しても施術を行うことができます。
そのため、エステサロンで脱毛を行って産毛が残ってしまった方、毛が薄いために脱毛施術を断れてしまった方にもお勧めのレーザー脱毛だと言えます。

痛みはどの程度なのか?

ダイオードレーザーによる脱毛施術時の痛みは、他のレーザー脱毛と比較して、痛みが少ないと言われています。よく痛みについて「肌に輪ゴムをはじいたような痛み」と表現されることが多いのですが、照射されたレーザーは毛根に作用するため、実際は肌の少し奥で痛みを感じます。レーザー照射時は、ハンドピース前に皮膚を冷却するので、痛みを和らげます。
なお、ワキやVラインなど、太くてしっかりした毛がある部位は、痛みはより強く感じる可能性があります。
また、痛みの感じ方は各人で異なるので、ダイオードレーザーの痛みに慣れない人は、テスト照射を行ってもらうと良いでしょう。また、表面に麻酔クリームを塗布してくれる医院もあります。

脱毛費用について

ダイオードレーザーにかかる費用は健康保険適用ではなく、自由診療であるため、料金は各クリニックによって異なります。

・(例):ワキ1回当たりの料金
A医院:3000円
B医院:15000円
C医院:6500円
など

また、クリニックによって、お試しキャンペーンや回数別コース、1年フリープランなどが設けられています。事前にネットなどで調べてたり、医院に直接問い合わせてみると良いでしょう。
なお、エステやサロンの脱毛は、追加でケア商品が必要となる場合があり、思いのほか費用がかかります。また、数年後に脱毛箇所から再び毛が生えることもあり、その際には、再度施術を受ける必要が生じます。一方、ダイオードレーザー脱毛は、永久脱毛であり、ケア商品などの追加購入の必要がなく、料金体系は明確であると言えます。

ダイオードレーザー脱毛のメリットやデメリット。

次にダイオードレーザーのメリットやデメリットについて説明します。

ダイオードレーザーのメリット

・脱毛効果が絶大
ダイオードレーザーは、他のレーザー器と比較しても高い出力で脱毛を行うことができます。その秘密が、ダイオードレーザーの1照射当たりのパルス持続時間が3/1000秒と非常に短い時間で施術できるためです。

・全ての部位に脱毛施術ができる。
ダイオードレーザーは皮膚の表皮や組織にダメージを与えにくいので、照射部位を選びません。男性のひげ脱毛など、肌のデリケートな部分に施術を行うことができます。

・まんべんなく脱毛ができる。
ダイオードレーザーは、レーザーの照射野が四角形になっているため、脱毛の際、ムラができません。そのため、二重照射を行う必要がなく、一回当たりの施術時間をスピディーを終えることができます。一方、アレキサンドラレーザーは、レーザーの照射野が円形であるために、レーザー照射にムラができてしまいます。

・感染症のリスクが低い
ダイオードレーザー脱毛は、針脱毛と異なり、肝炎やAIDSなどの感染症の心配がなく、衛生的な脱毛方法です。

ダイオードレーザーのデメリット

正確に言えば、現時点でレーザー脱毛による「永久脱毛」は世界に存在しません。アメリカでは、「脱毛処理後の半年間で、脱毛前25%まで減毛」した状態を「永久脱毛」と定義しています。ダイオードレーザー脱毛だけでなく、全てのレーザー脱毛に言えることは、何年か経って、脱毛処理した部位から、産毛が生えてくる可能性があります。

ダイオードレーザー脱毛をおすすめできる人・おすすめできない人

以下に、ダイオードレーザー脱毛におすすめな方とそうでない方を説明します。

ダイオードレーザー脱毛におすすめな方

・毛深い方
ダイオードレーザー脱毛は全身のムダ毛に施術を行えるので、毛深い方にお勧めです。特に、肌の色と毛の色に違いが大きいほど、脱毛効果が得やすいです。

・最近日焼けした方
ダイオードレーザー脱毛では、最近日焼けした方でもすぐに脱毛を受けることができます。アレキサンドラレーザーでは、日焼けしてしまった場合、肌の状態が元に戻るまで、半年程度待たなければなりませんが、ダイオードレーザーは思い立ったら、すぐに脱毛を行うことができます。
※医院によっては日焼け部位の脱毛施術を行わないところがあります。

・今までエステサロンの脱毛では満足できなかった方
レーザー脱毛は医師法に定められいる医療行為であり、脱毛に効果的な高出力のレーザーを医療者のみ使用できます。一方、エステサロンに見られる光脱毛は弱い出力のものを使用するため、施術が進むにつれ、脱毛しきれずに毛が細くなってしまいます。ダイオードレーザーは、このようなエステの施術で脱毛しきれなかった方にもおすすめです。

・肌にトラブルをお持ちの方
ダイオードレーザー脱毛では、毛根のメラニン色素に反応するだけでなく、シミやソバカス、ニキビなどのの色素にも反応するので、それらを薄くする効果があります。
また、脱毛により毛穴が引きしまるので、施術完了後はキメの整った肌を手に入れることができます。

ダイオードレーザー脱毛を受けられない方

  • 光の感受性が高い方。
  • 心臓疾患や出血性疾患のある方。脱毛部位に皮膚疾患のある方。HIV陽性の方。
  • 全身状態の悪い方
  • 妊娠中の方※レーザーは胎児に直接影響はないとされています。

いかがでしたか?
今回の説明でダイオードレーザーについて、分かりやすく説明していきました。
ダイオードレーザー脱毛には、永久脱毛にとても効果的であり、施術後のトラブルの可能性が低いことが分かりました。
もし、どのレーザーの脱毛にするべきか迷っている場合は、上記の記事を参考にして頂ければ幸いです。